Claude Codeを使うと、AIにコード生成やレビューを任せられるようになります。さらに GitHub公式MCPサーバー を導入すれば、リポジトリの内容やPull Request、Issueの情報を直接扱えるようになり、開発フローが大幅に効率化されます。
この記事では、WSL環境でClaude Code CLIとGitHubを連携する方法 を具体的に紹介します。
目次
前提条件
- WSL (Ubuntuなど) 上にClaude Code CLIがインストール済み
- Docker がWSL内で利用可能 (
docker psが動く状態) - GitHub Personal Access Token (PAT) を発行済み
手順① GitHub用PATの発行
- GitHub → Settings → Developer settings → Personal Access Tokens
- Fine-grained token を作成
- 権限スコープは以下を付与
Contents: Read-onlyPull requests: Read-onlyIssues: Read-only
👉 発行されたPATは一度しか表示されないため、安全に保管してください。
手順② MCPサーバーをCLIで登録
claude mcp add コマンドで設定を登録します。
claude mcp add --scope user github \
--env GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN=ghp_xxxxxxxxxxxxxxxxx \
-- docker run -i --rm \
-e GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN \
ghcr.io/github/github-mcp-server
--scope user: 全プロジェクト共通で利用可能--env: トークンを環境変数として渡すghcr.io/github/github-mcp-server: GitHub公式のMCPサーバー
実行後、~/.claude.json に設定が保存されます。
手順③ 登録確認
登録済みのMCPサーバーを確認します。
claude mcp list
→ github が表示されれば成功です。
さらに詳細を確認する場合は:
claude mcp get github
手順④ Claude CLIで利用確認
Claude CLIを起動して、入力欄に次を入力します。
/mcp
→ github が表示されれば連携成功です。
続いて実際に動作確認:
claude "GitHubのリポジトリ 'owner/repo' の最新Pull Requestを一覧表示して"
→ PR一覧が返ってくれば、Claude CodeとGitHubの連携が完了です。
応用: プロジェクトごとに設定する
全体設定ではなくプロジェクト専用にしたい場合は --scope project を使います。
claude mcp add --scope project github \
--env GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN=ghp_xxxxx \
-- docker run -i --rm -e GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN ghcr.io/github/github-mcp-server
これでプロジェクト直下に .mcp.json が生成され、チーム共有もしやすくなります。
まとめ
Claude Code CLIとGitHub公式MCPサーバーを連携する流れは以下の通りです。
- GitHubでPersonal Access Tokenを発行
claude mcp addコマンドで登録(~/.claude.jsonに保存)claude mcp listや/mcpで確認- 実際にPRやIssueの取得で動作テスト
これで、WSL環境でもClaude CodeとGitHubを確実に連携できます。
導入後はPRレビューやIssue管理をClaudeに任せ、よりスムーズな開発を体験してみてください。

